14時限目は一本橋

今日はT指導員様。

待ってましたのT指導員様。

ちっとも教習が進まない時の救世主様。


8の字もS字もクランクもスラロームも、ぼちぼちできる程度だ。

いや、違う。ほぼできないと言っていいレベルだ。

速度は激遅だし、クランクに至っては転びまくる。

全てにおいて安定していない。


前回も前々回も前々々回も、スピードばかりを気にして、これらの種目に力を入れてはいない。

スピードと停止問題は、とりあえずだが前回で良しとされたから、今日からはこれらの種目を重点的にやらねばならぬ。

T指導員様は、コースを一周させてくれただけで、すぐに、

「一本橋やってないね、一本橋やろう」

と。

一本橋!まだそんな種目もあったのね。

忘れておりました。


バイクのエリアの端っこにありました。

鉄サビサビの低い平均台が。

とにかくその台に乗ってみる。

が、すぐに落ちた。

バイクエリアをグルリと回って、もう一度挑戦。

が、すぐに落ちた。

そしてあと2度の再チャレンジも、すぐに落ちた。


「視線はゴールのコーンを見て。あと、村々さんは落ちるだろうと思いながら乗るから落ちるんだよ。

落ちないイメージを持って、粘って粘ってハンドルグラグラして乗ってみて」

と。

この助言が功を奏し、目線を上げてハンドルグラグラしながら粘ってみたところ、すんなりクリア。

これがT指導員様のすごいところ。

私にはとっても分かりやすい。

7割位の確率でできるようになった。


「他のもやってみよう」

と、1段階オールスター種目を総おさらいした。


勢いというものは、年齢関係なく影響するものらしく、私のような年齢の者でも、一本橋の成功の勢いで、なんと、全てをクリアできたのだ。

クリアできたと言っても、転倒したり、パイロンを倒したりしないで済んだというレベルだが。

私にとっては快挙である。


ああ、さすがはT指導員様。

今日もガッ!と先に進めた気がする。

ありがたやありがたや。


「次回は急制動をやってみようね、ちょっとづつでも確実に上達してるよ」

と、お褒めの言葉まで頂けた。

とっても嬉しい。

幾つになっても、褒められるととっても嬉しい。

頑張ろうという気持ちになった。


明日も頑張ります。