24時限目(第2段階5時限目)はスラローム

今日も無事にできますように!と祈りながら行ってきました。

「顔ごと」「視線は遠く」

を忘れなければなんとかなる。

苦手だったクランクとS字は、これでなんとかなった。

急制動はブレーキをかけるタイミングさえ早くなければなんとかなる。

一本橋はハンドルをワナワナさせればなんとかなる。

坂道は落ち着いて手順を間違えなければなんとかなる。


問題はスラロームである。

今日はスラロームばっかりやりました。


今日はお若いA指導員様。

気を緩めずにやらねば。


スラロームは失敗するとパイロンを倒して証拠が残る為、すぐに下手がバレてしまう。

「クラッチの握りのメリハリを、良く見てて下さいね」

と、指導員様が模範演技をされる。

左手をガン見していましたが、いつクラッチを握ってるのか離してるのか、あまり分からない。

「曲がる時にはどうしてますか?」

と聞いてみる。

「クラッチをしっかり握ってます」

と仰る。

「あれ?曲がり角ではクラッチは握らないと教わりましたが?」

と疑問を呈す。

「いえいえ、曲がりで握って、そのあと離してバイクを立て直します」

と。

分からない。

曲がりでクラッチ切ると転倒すると習ったような。

でも、これ以上これを問い詰めるのもナンなので、

「スラロームの時だけは、そうなのだな」

と、自分を納得させる。

そのうち私にも分かる日がくることを祈ることにします。


私が大回りしている間に、指導員様が、スラロームの走る軌道を修正する為、わざといくつかパイロンを倒して下さったのを、

「あらあら、誰かパイロンを倒してしまったのね、邪魔だけど踏んづけて進むしかないわね」

と思い、横たわるパイロンを踏んづけて進んだ。


「村々さん、パイロンは避けて通って下さい。横にしたパイロンも踏まない軌道で走って下さい」

と。大変失礼しました。


何度も何度もスラロームをやらせて頂いたおかげで、成功することが多くなりました。

ずっと10秒だったのが、9秒になりました。

秒が表示されてるって知らなくて、今日初めて知りました。


気がついたら、一本橋にも秒が表示されていてびっくりしました。成功した時に見たら、7秒ですって。


また気がついたら、今まで御一緒していた生徒さんが、どんどんいなくなってる気がします。

きっと卒業してしまったのね。

あの紳士も、あの美女も、あの若者も、どんどんいなくなる。

寂しい限りです。


明日はまたシュミレーションです。