落ち込んだ8時限目

今日は仕事が休みなので、11:50から教習の予約だったのですが、朝から超緊張。

起きてからずっと、TVもつけずにイメトレに努めました。

家にあるカウンターチェアに馬乗りになり、背もたれのパイプを握ります。

コースを頭に描きながら、右左折もちゃんと椅子を回転させ、ギアチェンジやブレーキも丁寧にイメトレ。

手順やコースを少しでもしくじると、きちんと最初に戻って、またバイクに乗るところからやり、やたらストイックに。

少し自信がつき、今日は絶対に40キロ出す!

リラックスしてバイクに親しむ!

と意気込んで臨みました。



それなのにそれなのにそれなのに‥。

実際に跨ると、全く親しめない。

走り出すのが怖くて仕方ない。

壊れて動かなくなればいいのにと思うくらい。

誰に言われた訳でもなく、好きで習いに来てるのに何故、こんなに嫌な気持ちになってしまったのだろう。

大金を払って嫌な思いをするってなんだろう。

と、最初から、メンタルがもうすっかりダメダメモード突入です。

でも、やらなきゃならない。と、なんとか気持ちを奮い起こしてエンジンをかけ、走り出す。

手がガクガクして要らぬところでアクセルをふかす、おっとっとと右足つきまくる、ウインカーと間違えてクラクションをならす、やはり怖くてスピード出せず、停止したらエンスト起こす、と一連の失敗オンパレード。

やる気がない訳では決してない、ただ恐いのだ、暴走するのが、転倒するのが。

ビビリ過ぎて萎縮して、思うように体が動かないのだ。

いったいどうしたら、この恐怖を克服できるのだろう。

周りで平気で走っている大型に乗る若者が眩しい。


慣れるどころか、恐怖心がどんどん増しているのは確かだ。

今日、お初のA指導員様が

「村々さん、どんな感じですか?」

もう何がなんだか。発進や停止でも焦ってパニックになります。と正直に言う。

「ついて来て下さい」

と、8の字コースに連れて行かれた。

そこで、1速の半クラで走り出し、すぐに2速、クラッチから手を離して、ブレーキも離して、1速に戻してブレーキして止まる。をやりました。

しかし、8の字コースは狭く、円を描くように走っただけですが、直線はほぼ無く、すぐカーブになる。

カーブが急だから、スピードを出したくない。

よって2速にしても半クラから手が離せない。

頑張って離したら、大きくカーブを膨らんでコースアウトする。そして焦ってフロントブレーキ握り締めて急停止する。

もうぜーんぜん駄目である、発進停止が出来なくなってしまっている現実。

緊張のあまり肩で息をして、目が座っているだろう私に、指導員様が

「村々さん、上半身に力が入り過ぎ。力を入れるのは下半身ですよ。ニーグリップで下半身が筋肉痛になるくらい力を入れて下さいね」


なんにもできないまま、今日の教習は終了。

「次回はみきわめです」と指導員様。

みきわめ?私が?とんでもないです。と言うと、指導員様も、

「免許だけ見せて下さいね」と。


順調に教習が進む人は、もう次回は第一段階のみきわめの時間なんだ。

私はいつになるんだろう。

この調子では、呆れるほど後になりそうだ。

そのうちクビにされはしまいか。


恐怖心を払拭するにはどうすればいいんだろう。

ほんとに落ち込んでいます。