派手に転んだ6時限目

予約が取れたので行って参りました。


今日は2時限目にお世話になったS指導員様でした。正直な気持ち、助かった!と拍手喝采の気持ち。


いつものいけいけのT指導員様によって、3時限目にようやく乗れるようになった恩は忘れておりませんが、4.5時限目のスパルタ指導には疲労困憊しておりました。

今日はぜひ静かに見守る指導方針のS指導員様に!と都合のいい私は切望しておりました。


土曜日のあの2時限目には、私の年齢にビビリ過ぎとか、慎重過ぎるとかクレームめいた感情を持ってしまい、ほんとに舞い上がり過ぎでした。反省しております。

今となっては慎重万歳!ビビリ万歳!なのです。


今日一緒に教習を受ける方は、小柄な16歳位の男性。

我が家の下の息子と同年くらいとお見受けした。

指導員様の言動から、3時限目らしい。

こんないたいけな少年が大丈夫かしら?

転んで怪我でもしたら大変!

と勝手に親心で心配していたのですが。

まっっったく心配無用でした。

オドオドとバイクに跨り、発進の手順はどうだったかしら?の状態の、6時限目の私を横目に、さっさと全く危なげなく発進しなさった。

いったいどうして怖くないのかしら。

発進手順はどうやってモノにしたのかしら。

疑問は尽きない。


最初少年に指導していた指導員様、難ありは村々だと瞬時に察知し、すぐに私の元へ。

1コースを一緒に周る。

「前回より1%でも2%でもスピード出すよう努力しましょうね。」と、有難いお言葉。

1%ならなんとかなりそうじゃないですか。

多くを望まないその姿勢、さすがは慎重なS指導員様。


指導員様の後に続く私は、見られてないと思い、自分では左右確認を怠り、停止線でもギリギリ止まらず低速で凌ぐ。

だって止まると発進しなきゃならず、エンストが怖いんだもの。

が、しっかりバレていた。バックミラーという存在を忘れてた。

ちょっと溜息まじりに、

「村々さん‥。今、右から車来てたら事故にあってましたよ。きちんと止まって左右確認はして下さい」

最低限の交通ルールさえ無視して、今さえ乗り切ればいいやと思ってしまった愚かな私。

これじゃいつまでたっても発進停止も上達しない。

反省しきりです。


一周したところで指導員様は少年の元へ。

私は放置。放置がありがたい。

自分のペースで無理せず走れる解放感。

せいぜい出しても20キロ、カーブ時は歩く速度である。

そんな向上心の無い私にバチがあたったのだろうか。

停止し、左右確認し、右折しようとしたところでエンストし派手に転ぶ。

驚くことに顎を地面に強打した。

システムヘルメットで、フルフェイスにしていて本当に良かった。

ジェットヘルメットと迷って、システムヘルメットにした私に称賛。

初回講習で頭部、今回は顎部を、キズキズにしてしまったが、ヘルメットは大事ということが身をもって分かった。

そして私がガッシャーンと転倒した時、敷地外の道路を自転車で走っていた女性が、息をのんで立ち止まるのが見えた。

この女性、この先もし息子や娘がバイクに乗りたいと言った時に、この光景を思い出して断固反対するかもしれない。

これは平気なフリをせねば!と思い、素早く立ち上がり、引き起こしをする。

できた、良かった。

一部始終を女性に見守られながら、無事発進できた。

これで、バイクで転倒しても大した事ではないのかな?と思ってもらえたであろうか。


その後、指導員様からこっちに来るように言われ、行ったことない場所に行く。

「ここは急制動のコースです。下を見るとガリガリに削れてるでしょ?

これはバイクに無理させてブレーキして転倒した跡です。

練習中にスピード出さない人が、慣れないブレーキから転倒する場合が多いです。

普段からスピード出してる人はブレーキもやはり上手になるから。

ブレーキの練習の為に、普段からなるべくスピード出すようにしましょう」

と。やはりスピードはどうにも避けて通ることはできないのだな。

私が、いつの間にかスピードに慣れるその日まで、気長に待ってはくれそうにないな。

自力でスピード出すようにしなければ。

でも怖いからすぐには無理だけど。


少年は、この後もう1時間教習を受けると。

若いって素晴らしい。おばさんは1時間が限界です。


明日はシュミレーションだそうです。未知な体験で楽しみです。