ダメダメの5時限目

今日は、昨日にも増してダメでした。

昨日までは、右回りの外周をグールグル走っていたのですが、今日は左回りの内周を走りました。

今日の目標は適切なスピードを操作すること。


いつも思うのですが。

教習が始まるとすぐに、「はい乗って」と軽く言われることに違和感が。

昨日までのことは既にリセットされてる私にとって、バイクに乗るのは常に「初めまして」の気持ちなのだ。

そんな軽い気持ちで乗れますか。

まずは深呼吸して気持ちを落ち着ける、そして足をしっかり踏ん張って、呼吸を落ち着けてからしか乗れないのだ。


なんとか今日も乗る事が出来て安堵する。

そこでまた間髪入れずに、指導員様は

「着いてきて」

とさっさと行ってしまう。

待って待って!心の準備と操作手順の整理がまだできていないのに。

なんとか発進してついていく。

なんか昨日より怖く感じる、不穏な感じだ。

直線に来ると

「加速して!もっともっともっともっと」

と煽り立ててくるから困る。


そして曲がるところでは

「はいブレーキかけて、クラッチ切ってギア下げて。曲がりきったらギアすぐ上げて。」

「遅い遅い、クラッチ握ると同時にギアチェンジしなきゃ。クラッチ握るの弱いからギア変わってないよ。ブレーキもリアだけじゃなくて、フロントも使って。ウインカーも忘れないで」

走行中にいろいろ言って頂けて、頭が混乱してしまう。


おまけに、昨日までは出来ていた発進さえも怪しくなってしまい、クラッチ握るの忘れたり、半クラにするのを忘れてエンストしまくったり。もうメチャクチャである。

ウインカーは3回に1回は、間違えてクラクションのボタンを押してしまい、大きな音にビックリしてしまう始末。


焦って操作が出来なくなってる私に、指導員様、

「発進停止の練習しようか」と。

振り出しに戻った。

フロントブレーキはガクンと止まって怖いから使わなかったのだが、使わなきゃならないと。

やはりガックンと止まって、反動で投げ出された。

バイクも倒れて引き起こししなければならなくなってしまったのだが、どうしても起こせない。

疲れて力が入らない。なんとか助けて頂けて起こしました。


その後、発進の時に間違えてアクセルを回して爆音を鳴らしたり、角を曲がる時にアクセルを回して大回りして車線をはみ出し、車来てたら死ぬよと言われたり。


散々な1時間でした。

私のピークは3時限目だったようだ。

その後は足踏みどころか、退化しているように思う。

指導員様も

「村々さんは、動いてるバイクにただ乗ってるだけだからね。アイドリングだけじゃ先に進めないからスピード出さなきゃね」と。


ガッカリしてるところに事務の方がやって来て

「この後、時間が空いてたら、もう1時間やりませんか。」

と、言って頂けたのですが、もうすっかり心折れた私にその元気は無く、用事があるのでごめんなさいと帰ってきました。用事はないですが、とてもあと1時間頑張れない。

トボトボと帰って参りました。


焦るとほんとに駄目です。バイクは乗ってる間中、何かしらの操作をずっとしていなきゃならなく、ほっとしている時間がない。

その上、コースを覚えて走るなんて、頭が大混乱だ。

皆、平気でスイスイ乗っているのが本当に不思議だ。

なんで私だけ出来ないのだろう。

歳のせいだけではなさそうだ、運動神経と反射神経も悪いのだろうな。

ああ悲しい。すっかり意気消沈です。


次は少し空いて火曜日の予定です。

それまでに気持ちを立て直せるといいのですが。