神が降りてきた3時限目

誰が予想したであろうか。

今日、突然バイクの神が私目掛けて降りて参りました。

今日は、ギア3までを操り、誰の助けも借りず、外周をグルグル走る事ができました。

一度も転ぶことも、倒すこともなく!


これはひとえにT指導員様の、やらせてみちゃおう精神のなせる技かと。

土曜日の指導員様は、私の年齢にビビり過ぎて、あまりに慎重になり過ぎていたのではないかと思わずにはいられない、今日の私の成長ぶり。


T指導員は、ちょっとしたコツを教えてくれる。

乗り降りの際の姿勢とか手の角度とか。

取り回しの際の力の入れ方やハンドルの使い方とか。

クラッチやリアブレーキや足を下ろすタイミングとか。

そのちょっとしたコツで、私は飛躍的に上達する。


比較してどうこう言うつもりはないが、土曜日の指導員様は、黙って見守るタイプで、私が悪戦苦闘してる様子を静観し、自分で気づくのを待つのをモットーにしている方とお見受けした。

どちらが良いのかは相性だと思うから、私はT指導員様の教え方の方がすんなり入りやすいのだと思う。


今日は、まずはバイクの取り回しで50メートル位行き、その後、直線コースを半クラの1速で、リアブレーキを使いつつ何往復もした。

30メートル位しかない場所だから、ゴールする度にエンジンを切り、バイクから降りてUターンする。

そしてまた乗るところから開始する。

でも走行中、左足はまだ地につきっぱなしである。


慣れた頃、1人で自主練。

まだフラつくから恐怖心はある状態だが、1人にされたことで、自分なりに手順を頭で整理できたように思う。

でもクラッチの存在を忘れてエンストしてしまうことも。


その後、外周行きましょうか?と、戻ってきたT指導員様から、まるで、なんてことないかのように言われ、えっ!と絶句している間に、言われるがままに先導されて外周へ。

気づくと、左足がペダルにのっているではないか!そしてスムーズに走れてるではないか!

全くふらつくことなく。

やるばできるじゃないか、私め。

嬉しくて泣けてきた。


そして順調に速度も上げ、ギアまでチェンジでき、その上ウインカーまで使い、言われた場所で難なく停まることまででき。

我ながら、嘘でしょ?って感じで上手くいって。


前世はライダーかも。本気で思った。


やればできるぞ、私!

年齢なんぞに負けずに挑んで良かった。

50歳目前でも大丈夫なんだ。

気の持ちようが大事だから、人が何と言おうとも、自分さえできると思えばなんとかなるんだ。


昨日までの鬱々とした気持ちが嘘のように吹っ飛びました。我ながら単純な性格でありがたい。



明日と明後日は雨予報なので、教習は遠慮します。

次は木曜日です。俄然楽しみになりました。