29時限目(第2段階10時限目)はみきわめ

毎日教習が終わったその日に、反省の意味を込めて、この教習日記を書いているのですが、疲れて早くに寝てしまった為、書けませんでした。

ということで、昨日のことになります。



昨日は、前回に引き続きのS指導員様。

気持ちが引き締まります。

前回言われたことをきちんと出来るようにせねばならない。

いちいち止まらない、スムーズな安全運転だ。

できなければ、また長い長いお話となる為、頑張らねば。


今日一緒に教習を受けるのは、ものすごい目立つ金髪長髪の25歳くらいの男性。持っている物も服装もキンキラキンだ。

真面目一筋にしかお見受けできないS指導員様とは正反対な雰囲気。


待合場所からバイク小屋までの道中、

「村々さんは、コースや課題の注意点を頭で反芻しながら向かって下さい」

と。スムーズにスムーズに、と反芻する。


「今日はみきわめですからね、そのおつもりで。検定Bコースをまずは一周、その後はAコースを回って下さい」

と。

みきわめなのだから、乗るところから注意が必要だ。

後方確認、ミラー調節、ウインカー、いちいち小さくヨシッって確認する。

検定コースは、まずは慣らし運転で内周を一周してから発着点に戻る。

そしてBコースへ。

Aコースより初めの距離が長い。間違えて曲がらないように注意せねば。

何とか失敗なくコースを終えて発着点へ。

そしてAコースへ。

これも失敗なく回れて発着点へ。


そこで指導員様登場。

「村々さん!前回言ったことをお忘れですか?

スラロームの後、クランクの後、S字の後、一本橋の後、車やバイクは来てましたか?」

私「来てませんでした。」汗

「ならば、いちいち止まらず、あらかじめ左右確認しておいて、徐行で進むのですよ」


そうでしたそうでした!

走り出すとすっかり忘れてしまってました。

さっきまで、スムーズにって反芻していたのに、どうしてこう忘れてしまえるのか。


「その点ができれば今日のみきわめは合格としますね。しっかり見てますからね」

と、ものすごいプレッシャー。


次の一周は、さすがにその点を忘れることはなく、いちいち止まらず、徐行で行くことができました。

緊張で汗だくです。

でも、課題の終わりに走りながら左右確認するのは、私にとってはなかなかな難しさで。

いつも課題をやるのに必死で、終わるとギュッと止まって一呼吸おいてから左右確認して本道へ出るのが癖になっていまして。

この癖を治すのが苦労しました。

でも、なんとか止まらず徐行して出て行くことができるようになりました。


ひとつやることが増えると、ひとつやふたつ、出来なくなるもので、坂道発進で連続3回エンストし、一本橋では途中で落ちました。

これはヤバい。


でも、もう今日の教習は終了時間が来てしまい、坂道も一本橋も、失敗を最後に終わってしまいました。


最後に指導員様から、

「今日の出来はどうでしたか?」

と聞かれたので、

「坂道発進と一本橋がうまくいきませんでした」

と言ったところ、

「最後は左手が疲れてしまってましたか?坂道は前半は上手でしたよ。一本橋は、スピードを遅くしようとするあまり、乗る時にスムーズにいきませんでしたね。卒検では、そんなに完璧を求めず、いつも通りにすれば大丈夫ですよ。今日はみきわめOKですから、卒検の予約をお取り下さい。暑い中、お疲れ様でした。」

と!!

あらビックリ!

みきわめもらえちゃいました。


ということは、次は卒検。

こんな私が卒検。

皆が緊張すると言う卒検。

私は常の教習でさえ、ものすごい緊張するのに、卒検なんて発熱ものだ。


指導員様に

「ありがとうございました。」

と深々と頭を下げて、足取りフラフラで受付へ。


「私、めでたくみきわめて頂きまして」

と受付の女性に言ったら、

「卒検のご予約ですね?火木土曜日、いつが都合よろしいですか?」

と。

「では、明日の土曜日は空いてますか?」

と聞いたら、空いてると。

勢いで、明日を選択いたしました。

次の火曜まで待ったら、またリセットされるのが心配なので、明日が最良だ。

どうせ受けるのだ。早い方が良い!

でも緊張する。どうしようどうしよう。

そんなこんなで、明日の土曜日に卒検が決まりました。


卒検のことは、また、改めて書こうと思います。

28時限目(第2段階9時限目)は検定コース

今日は久々の、慎重なS指導員様。

愛をもって私を叱って下さるS指導員様。

今日のみきわめは無いと決まったようなものである。


S指導員様の教習は、まずはお話しから始まる。

検定コースを走る際の注意点や、卒検の時の心がけたい走行などなど。

けっこう長くお話し下さるのだが、ちゃんと日影に移動してお話し下さるのが愛を感じます。


「検定のAコースを走って下さい。」

と。卒検のコースを覚えておいて良かった。

覚えてないなんて言ったら、また何と言われるか。

私はこのS指導員様に対してはものすごくビクビクしているのである。


Aコースを走って、一通り失敗なく発着点へ。

「エンジン切って日影に来てください」

と。またお話しです。

「村々さん、スラロームを終えて道へ出る時、車やバイクは来ましたか?」

「来ませんでした。」


「では、S字から出る時は?」

「来ませんでした。」


「では、クランクから出る時は?」

「来ませんでした。」


「では、一本橋から出た時は?」

「来ませんでした。」


「全て、たまたま車やバイクは来てませんでしたね。来ていればもちろん止まって正解です。でも来てなくても村々さんは、道に戻る時、いちいちしっかり止まってから左右確認してますよね?第1段階ではそれでもいいかもしれないけど、もう2段階も終盤なのですから、停止線がないところでは、車やバイクが来てないのであれば、あらかじめ左右確認しておいて徐行で出て頂きたい。そうしないと路上では後ろから追突されたり、イライラされたりしますよ。」

と。

停止線がなくても、道に戻る時は、いちいちしっかり止まって左右確認するのは必須だと思っていたからビックリしました。

クランクしながら、車やバイクが来てないかしら?ってキョロキョロしたら転倒しそう。

だって、顔ごと進行方向だけをしっかり見てないと怖いのだもの。

また転倒三昧は避けたい。

私にはその余裕がまだないのだ。


でも確かに、実際路上に出た時、停止線のないところでもいちいち止まってたら、そりゃあイライラされるに違いない。

スムーズに車の流れに乗ることも考えねば。


S指導員様は、卒業させることよりも、私が実際に路上に出てからのことを思ってご指導下さる。


側溝の金属の蓋の上を横切れば、

「濡れていたり雪が積もっていたら、この金属の蓋の上はとても滑ります。避けて通りましょう」

と、今まで誰も言ってくれなかったことを言って下さる。

その他にも、実際に路上に出た時に困らないように、いろいろ言って下さった。


卒業することだけを考えて、この場さえ上手に乗り切ることだけを考えていた私は、大いに反省しました。

実際に路上に出ることを考えて練習せねば。

そうなると、私はまだまだ卒業するわけにはいかないなぁ。

まだまだいっぱいここで練習させて頂いて、自信がついたら路上に出たい。


最後に検定Bコースを指導員様と走り、今日は終了です。

原簿を受け取る時に指導員様が、

「今日、私が言ったことは、技術的なことってよりも、慣れればできることばかりです。スムーズな安全運転を心がけて下さい。まだ頑張って練習しましょう」

と。

私の卒業後を心配してくれてるのがヒシヒシと感じた教習でした。

27時限目(第2段階8時限目)はみきわめの時間

第2段階もとうとう8時間目を迎えまして、みきわめの時間らしいのです。

みきわめの時間の前には、車の免許証をチェックされます。

今日はお若いA指導員様。

「村々さんコンタクトしてますね?一応免許証見せて下さい。」

「一応」が気になるところですが、お見せする。


バイク小屋までの道中、

「村々さんは前回何やった?」

「坂道発進が下手くそになったので、坂道の途中を行ったり戻ったりをしました。あとはスラロームを練習しました」

指導員様、坂道を行ったり戻ったりがピンとこない様子ですが、深追いされずに話は終了。


今日のバイクはお初の2号さんに。

いつもの3号さんや6号さんは今日はいなくて、4号さんと5号さんが他にいました。

前回嫌いになった1号さんはいませんでした。

きっと定期的に教習のバイクは入れ換えているのですね。

「2コース走って下さい」

と。好きな1コースはまたまたすっ飛ばされる。


2号さんは、クラッチの加減がいつもと同じ感じだったので、坂道発進はできたので良かったです。


スラロームは前回の練習のかいがなく9秒。

2周したところで、

「検定コースを走ります?それともスラローム頑張ります?」

「スラロームにします」


難敵スラロームに挑みます。

何回走っても9秒。

「曲がる時はクラッチ切って、そのあとアクセル少し回して下さい」

と。頑張ってやってみる。

3回目くらいに、やっとアクセルを回す勇気が出て、8回目くらいに、少しタイミングが分かってきたような。

そしたら8秒になりました!あれ嬉しや。


そんな時、A指導員様はとびきりの笑顔を見せて下さる。


「連続で8秒が3回出たら、発着点に来てね」

と言われ、1人でやることに。

1回目、8秒!

2回目、8秒!

3回目、9秒。

振り出しに戻る。

1回目、8秒!

2回目、9秒。

振り出しに戻る。

1回目、8秒!

2回目、8秒!

3回目、9秒。


「なかなか来れませんね」

発着点で待っていたらしい指導員様がわざわざ来て下さった。申し訳ない。


「検定コースを回りましょう。2コースに似てますが、ついてきて下さい」


指導員様についていく時の注意点は、停止線でちゃんと止まること。


「指導員様がしっかり安全確認してるのに、私がすぐ後ろでまた安全確認するのは、指導員様を信用してないみたいで悪い。」

と思って、指導員様と一緒に走り出すと、叱られる。

これを何回かやって、やっと、

「私は私で停止線で止まって安全確認しなければならない」

と学びました。


そして、今までの練習はどこへいったやら。

コース序盤に出てきたスラロームで、アクセルのタイミングが分からなくなって、パイロンをなぎ倒しまくる。


こんな時、A指導員様はとびきりの呆れ顔を見せて下さる。


「あとは2コースと同じですから、続きを走って下さい」

と、指導員様は、私がぐちゃぐちゃにしたスラロームコースの後始末へ。


どうにもこうにもスラロームが下手である。


「発着点に戻って下さい」

と、今日は終了。


「残念ながら、今日はみきわめできませんでした」

と。当然である。

もしこんな状態で合格だったら、もう見捨てられたとしか思えない。

「何か質問はありますか?」

と聞かれたので、

「検定は、バイクは自分で選べますか?私は前回乗った1号さんがどうにも嫌いなんですが」

と聞いてみたところ、

「自分では選べませんが、1号さんは使わないのでご安心を。」

と。良かった!ちょっと安堵。


みきわめはいつになるか全くわかりませんが、私には10時間も予約がしてあるじゃないか。

心強いったらない。


次は明後日の水曜日です。

今日はめちゃめちゃ暑かったから辛かったです。

水曜日はどうかしら。

夏が来る前に、なんとか卒業したいです。